養護教諭って孤独でつらい…。
養護教諭の免許を手にし、高い採用倍率をくぐりぬけて、やっとの思いでなった憧れの養護教諭。
でも実際になってみると、孤独だし、残業多いし、休みも取りづらい…。
そして生徒や保護者との関係づくりが大変だったり、責任も重い…。
日々そうした悩みが出てきて、養護教諭なんかもう辞めたい!!!
と思っている方も多いと思います。
この記事では、養護教諭はなぜ辞めたくなるのか、転職先として経験を活かせる職場はどこなのかを徹底解説します!
養護教諭を辞めたいと思っている方は、ぜひ最後までお読みください♪
養護教諭を辞めたい理由7選
養護教諭を辞めたいと感じる理由を7つ紹介します。
人間関係から労働環境まで、色々な理由があるんだね。
職場での孤独感
養護教諭は孤独です。
大抵は各校1人、多くて2人。
職員室で過ごすこともありますが、保健室に来室する生徒のために保健室で事務仕事をすることもしばしば。
そうすると、勤務中多くの時間を1人で働くことになります。
職員室では仲良く教員同士が話している様子も見られるため、より一層孤独感が増してしまいますよね。
生徒や保護者の対応や日々の応急処置の判断に悩んだ時も、自分1人のためアドバイスももらえません。
仕事上のアドバイスがもらえないという環境は、自分の頑張りを認めてもらう機会もないことになりますので、やりがいも薄れてきてしまいます。
養護教諭は、孤独な職業なのです。
教員との人間関係
周りの教員との人間関係も大変です。
特に、お局さんや古株の教員との関係がこじれてしまうと、業務に支障をきたしてしまいます。
養護教諭という立場上、教員に衛生指導などをしたり協力を仰いだりすることも多いため、良好な関係を保つことは、重要です。
そのため、関係がこじれないように上手く関わっていく必要があり、非常にストレスが溜まります。
教員との人間関係も、養護教諭が辞めたくなる理由の1つなのです。
意外と多い残業
養護教諭は、意外にも残業が多いです。
学校保健委員会や、校内の感染症対策の会議、その他雑務など本当にたくさんの業務があります。
それらを保健室での救急対応や保健室登校の面倒をみながらやっていくのですから、時間内に終わるはずはありません。
加えて、健康診断の時期になればさらに業務は増えるばかり…。
残業の多さがつらくなり、養護教諭は辞めたくなります。
休みの取りづらさ
養護教諭は休みが取りづらいです。
大規模校を除き、基本的には各校1人の配置です。
そのため、自分が休んでしまうと変わりがおらず、保健室を開けられないという状況が発生します。
保健室を開けられない時は、職員室の救急箱などで手の空いている教員に対応してもらうことになるのですが、非常に頼みづらい…。
私の勤務先は、教頭先生が対応。申し訳なさMAXでつらかった…。
ましてや健康診断の前後は自分がいないと何も業務が進まないため、絶対に休めません。
そして悲しいことに、我が子の入学式や運動会も出られないというママさん養護教諭も…。
我が子の晴れ姿を見られないのに、どうして他人の子の晴れ姿を見ているの…とやりきれない思いでいっぱいですよね。
養護教諭は休みが取りづらいため、辞めたくなります。
責任の重さ
養護教諭は、時に生徒の生死に関わる重要な判断を求められることがあり、その責任の重さから辞めたくなります。
- 食物アレルギー
- 熱中症
- 頭部打撲
- 骨折
- 激しい外傷
判断を間違えれば、生徒の健康や生死に影響を及ぼしてしまうことばかりです。
また、誤った判断に対して保護者と学校が対立し、裁判沙汰になってしまうことも。
生徒の健康と命を守ることは、養護教諭の大切な責務ですが、その責任の重さから辞めたくなる人も多いです。
何事もなく終わりますように、と日々祈っていたよ~(泣)
勤務先を選べないこと
国公立の学校の養護教諭は、勤務校を自分で選ぶことができず、それも辞めたくなる理由の1つです。
国公立の場合、都道府県で採用されるため、県内のどの地域で働くかは自分で決められません。
地域にもよりますが、3月末まで勤務先を知らされない場合も。
通勤時間が2時間もかかったり、車でしか通勤できないなど過酷な転勤もありますが、準備期間ももらえません。
子育て中や介護中の方は、引っ越すこともできず、大変な思いで通勤するのです。
さらに、養護教諭は養護教諭免許だけで小中高大・特別支援学校と、どの校種でも勤務できます。
一応勤務校種の希望は出せますが、希望が通ることはまれです。
どの地域・どの校種で働くか、自分で選ぶことができない養護教諭は、精神的につらく、辞めたくなります。
生徒や保護者との関係の難しさ
生徒や保護者との関係構築の難しさから、養護教諭を辞めたくなります。
保健室は、不登校・いじめ・虐待・非行といった生きづらさを感じている生徒が多く利用します。
その全ての生徒や保護者と良好な関係を築き、問題解決を目指していくのは非常に難しいことです。
特定の生徒に入れ込みすぎてしまう、中々心を開いてもらえない、信頼してもらえない、といった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
保健室という特性上、取り扱いを厳重にしなければならない個人情報がたくさん集まってくることもありますよね。
たくさんの人の秘密を抱え、それぞれに対応し、関係構築も目指していく、本当に大変な仕事です。
生徒や保護者の関係の難しさから、養護教諭は辞めたくなるのです。
養護教諭を辞めるメリット・デメリット
養護教諭を辞めるメリット・デメリットを紹介します。
- わずらわしい人間関係から離れられる
- 命を守る責任の重さから離れられる
- 自由な時間ができる
- 新しい可能性を広げられる
養護教諭を辞めると、辞めたいと思っていた事柄(人間関係や責任の重さ)から離れられます。
また、残業が多く、休みも取りづらかった環境からも離れられるため、自由な時間が生まれます。
その結果、長期の旅行もできますし、別の仕事にチャレンジすることもでき、自分の新しい可能性を広げられます。
「学校」という狭い世界から、離れることができるのです。
- 安定した雇用と収入を手放すことになる
- 積み上げてきたキャリアが途絶える
- 新しい職を探すのが面倒
一方、養護教諭を辞めることのデメリットも存在します。
国公立の養護教諭は”公務員”。安定した雇用と収入を得ていますよね。
それを手放すということは、かなり勇気のいること。
積み上げてきた養護教諭勤続〇年、というキャリアも途絶えることになります。
また、辞めた後にどこか新しい就職先を探すことになった場合、新たに転職先を探して・履歴書送って・面接して、といった流れを踏まなければならないのは、面倒ですよね。
以上が養護教諭を辞めるデメリットです。
【体験談】養護教諭を辞めて、転職しました
養護教諭はなるのが大変、なってからも大変。
でも、実際辞めるとなると勇気が入りますよね。
養護教諭として7年働き、その後退職して別の道を歩んだ実際の事例を紹介します。
私は養護教諭として働いて7年経ったころ、退職しました。
7年の間に、産休・育休も取らせてもらい、育休から復帰後1年というところでの退職でした。
激務・残業・休みが取れないなどの労働環境の悪さは、これまでなんとか若さでカバーしてきました。
しかし、育休後は子どもの体調不良などで休まなければならないことが増え、その度に勤務調整に追われ、子どもや家族にも無理させてしまったりと、大変な思いで勤務していました。
ちょうどそのころ教頭が変わり、色々と私の業務にも干渉してくるようになり、精神的に疲弊していきました。
このままでは家族みんなで共倒れしてしまう…と思い、意を決して退職。
初めて転職サイトに登録し、担当エージェントさんにも恵まれ、無事放課後等デイサービスに就職することができました。
給料は少し下がりましたが、同年代の仲間たちと毎日楽しく働けています。
入職したては何とか頑張っていましたが、環境が変わり働き続けることが難しくなった事例でした。
自分や家族の心身が限界を迎える前に、転職を考えるのも一つの解決方法です。
辞めたいと思ったらするべきこと
日々つのっていく「養護教諭を辞めたい」という気持ち。
それと同時におそってくる「辞める不安」。
もしかしたら、辞めたら後悔してしまうかもしれない、と思いますよね。
そんな時は、自分の状況を整理してから行動してみましょう。
夜寝る前に頭の中で考えてしまうと、グルグルとマイナスな気持ちが回って眠れなくなってしまいます。
可能であれば朝早く起きて、しっかりと紙に書き出して考えることをおすすめします!
なぜ辞めたいのか理由を書き出す
どうして辞めたいのか、いつからそう思っていたのか、詳しく書きましょう。
主に人間関係なのか、労働環境なのかなど、自分の傾向が見えてきます。
自分の辞めたい理由が明確にわかれば、転職先で同じ失敗を繰り返すリスクが低くなります。
理由1つ1つについて、改善できないか考える
辞める前に、辞めたい理由が改善できないのか考えてみましょう。
改善策:休みが取りやすくなる環境づくり
教頭に、今後自分や家族の体調不良時、スムーズに休めるように話をする。
不在時のマニュアルの整備・物品の整理・教員への周知。
休むことへの自分の心の障害を乗り越える(罪悪感をもたなくていい)。
既に色々と試行錯誤されているからこそ、現況に絶望して辞めたくなっている人も多いと思います。
その場合はスルーしてOK。
辞めたらやりたいことを書き出す
養護教諭を辞めたら何をしたいかを書き出してみましょう。
公立学校の転勤だけが嫌な人は、私立の養護教諭を狙ってもいいですね。
養護教諭の責任の重さが嫌になっているのなら、命にかかわらない仕事を書き出しましょう。
子どもに接する仕事もいいですよね。
人生の最終目標、または長期的な目標を考える
来年度、来月、といった身近なやりたいことを書き出したら、人生の最終目標についても考えてみましょう。
「海外で暮らしたい」「在宅ワークもしてみたい」
10年後、30年後、自分はどうなっていたいのか。
考えるのは難しいかもしれませんが、夢が広がってワクワクしてきませんか?
その夢に少しでも近づけるとしたら、新しい就職先のイメージもわいてくるかもしれません。
養護教諭が転職に向けて準備すること、退職の伝え方
転職への気持ちがわいてきたら、転職に向けて準備しましょう。
転職の準備は順番が大切です。
転職サイトに登録
まずは転職サイトに登録しましょう。
おすすめの転職サイトはこちら!
これを先にせずに上司に退職の意向を伝えてしまった場合、万が一転職したい職場が見つからなかったら退職撤回となり、迷惑をかけてしまいます…。
ひとまず複数の転職サイトに登録し、求人をチェックしましょう。
転職サイトによっては、登録した人しか見られない「非公開求人」を数多く持っているところもあります。
さらに、人気の求人にいたっては、最初から「〇〇希望」といって待っている会員さんにだけ連絡が行き、そのまま情報が外に出ずに決まってしまうことも。
そのため、転職サイトに登録した後は担当エージェントさんにしっかりと希望を伝えましょう。
はっきりとした転職先のビジョンがない場合でも、エージェントさんとの面談で自分の求めている職場を相談しながら探っていくこともできるのでご安心を。
退職日を決める
退職日を決めましょう。
- 年度末
- 年度途中
可能であれば年度末の方が良いです。
一番職場に迷惑がかからないからです。
しかし、引っ越しや家族の都合、心身が限界、などそれぞれ理由がありますので、過度な遠慮は不要です。
どちらにしても、後任の決定や引継ぎがあるため、早めに上司に退職の意向を伝えましょう。
上司に退職の意向を伝える
いよいよ上司に退職の意向を伝えます。
もし心身の健康状態が理由の場合は医師の診断書があると良いでしょう。
それ以外の場合は、「人間関係が難しい」などのネガティブな理由は控えた方がいいです。
「じゃあここを改善するから残ってくれ…」と引き留められたり
「どこへ行っても同じだよ」なんて意地悪を言われることも。
退職理由は「〇〇に挑戦したい」「育児に専念したい(たとえ転職するとしても)」といったポジティブな理由にしましょう。
悩みながら相談すると大抵見抜かれて引き止められるので、毅然とした態度で「もう退職することは決まっている」と伝えると成功します。
(実は私も失敗したことがあります。)
緊張するとは思いますが、毅然とした態度!これが一番重要です。
履歴書・職務経歴書の準備
いつ良い求人がきてもいいように、履歴書と職務経歴書を準備しておきましょう。
近頃はどちらもパソコンで作成することが多いです。
おすすめの履歴書添削、面接対策サービス
「履歴書や職務経歴書の書き方がわからない。」
「面接対策をしておきたい。」
という方には、「キャリエモン
- 指導してくれる人は、利害関係のない第三者だから、特定の求人に誘導される心配なし!
- 就職活動の始め方、自己PR、履歴書の添削、面接対策まで幅広い相談に乗ってくれる!
就職活動が久しぶりの方には特におすすめです!
養護教諭におすすめの転職サイト
養護教諭におすすめの転職サイトを紹介します。
転職エージェントナビ
- 求職者と転職エージェントを完全無料でマッチングする新しいサービス
- どの転職エージェントを選んでいいかわからない人におすすめ!
- 〇〇業界に強い転職エージェント、履歴書の書き方から教えてくれる転職エージェントなど、希望に合わせて紹介してもらえる!
安定のお仕事
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WORXデジタルウーマン
- 事務職へのキャリアチェンジを希望する20代女性のための転職支援サービス
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養護教諭の経験を活かせる転職先
養護教諭の経験を活かせる転職先を紹介します。
子どもとの関わりを活かせる職場や、コミュニケーション能力を活かせる職場がおすすめです!
放課後等デイサービス
放課後等デイサービスとは、発達障害などの障害のある児童の放課後お預かり施設のことです。
- 子どもと関わる仕事である
- 障害のある子どもと関わる仕事である
- 発達に特性のある子どもへの理解が既にある
- 保護者との関わりに慣れている
放課後等デイサービスについて解説します。
放課後等デイサービスは、障害のあるお子さまや発達に特性のあるお子さまをサポートする通所施設の一つです。
具体的には、学校や家庭以外の場で、子どもたちが日常生活で必要な訓練をおこなったり、学校や学童などと連携した支援をおこなっています。
「LITALICOジュニア」https://junior.litalico.jp/column/article/002/
放課後等デイサービス(通称:放デイ)は、障害や発達に特性のある子どもが通う施設です。
放デイごとに特性が異なり、プログラミングを教えてくれる場所、自立支援を強化している場所などがあります。
放デイは、管理者の他、児童指導員・保育士・機能訓練担当職員(リハビリスタッフ)・看護師が働けます。
養護教諭経験者の場合、この中では保育士を目指すのが、放デイスタッフへの近道です。
保育士になるには
保育士になるには、保育士の試験に合格すること、または養成学校を卒業することが必要です。
養護教諭からなるには、保育士試験に合格することが条件となります。
保育士試験は、大学・大学院・専門学校を卒業している人であれば、誰でも受験資格があります。
【保育士試験の内容】
筆記試験と実技試験が実施されます。
- 筆記試験
保育原理・教育原理及び社会的養護・児童家庭福祉・社会福祉・保育の心理学・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論の8科目- 実技試験
保育実習実技(音楽表現に関する技術、造形表現に関する技術、言語表現に関する技術の内2分野を選択)※試験科目が一部免除される場合があります。
例:2年以内に一部科目に合格していて、免除申請を行った者。幼稚園教諭免許状所有者は、保育の心理学・教育原理・実技試験が免除など【令和元年度試験結果】保育士試験最新情報(厚生労働省発表)・受験者:77,076人・合格者:18,330人・合格率:23.47%
「保育士.net」https://www.e-hoikushi.net/article/way/
合格率は23%と高くはないです。
しかし、養護教諭経験のある方や育児経験のある方は比較的取り組みやすい内容となっています。
保育士試験は独学でも十分挑戦できると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
児童指導員になるには
児童指導員について解説します。
児童指導員とは、さまざまな事情から児童福祉施設に通所、あるいは、入所する子どもたちの健全な育成を支援する職種です。
「ジョブメドレー」https://job-medley.com/tips/detail/754/
あまり聞きなれない職種かと思います。
児童福祉施設で活躍できる職種で、その界隈で働いていると、多くの方がこの資格を持っていることに気づきます。
児童指導員のなり方は一つではなく、複数のルートから目指すことができます。
児童指導員になるには、児童指導員任用資格が必要です。
児童指導員任用資格を得るには、以下のルートがあります。
- 社会福祉士か精神保健福祉士の資格を所有
- 大学(短大を除く)や大学院において、社会福祉学・心理学・教育学・社会学のいずれかを専修する学科や研究科を修了
- 幼稚園・小学校・中学校・義務教育校・高等学校・中等教育学校のいずれかの教員免許を保有している
- 児童福祉施設で2年(最終学歴が中卒の場合は3年)以上の実務経験がある
残念ながら、養護教諭資格だけでは条件を満たしません。
そのため、児童福祉施設で2年以上の実務経験を積むことが条件となります。
放デイは養護教諭を活かせる!
放課後等デイサービスは、対象が基本的に小学生で、障害や発達に特性のある子どもを対象としている施設のため、養護教諭経験者にピッタリの転職先です!
保健室に来る児童は、特性のある子も多いですよね。
養護教諭の経験を持つあなたが放課後等デイサービスに転職したら、そこのスタッフの方々はとても助かると思いますよ。
親の立場としても、保健室の先生が放課後等デイサービスにもいてくれたら、学校でのことを相談しやすいですし、心強いですよね。
放課後等デイサービスは本当にお勧めです。
私は看護師としてですが、重症心身障害児を対象とした放課後等デイサービスで勤務していたことがあります。
参考にしてください。
保育園
- 子どもと関わる仕事である
- 観察力があるため、子どもの変化に気づきやすい
- 保護者との関わりに慣れている
保育園について解説します。
保育士のなり方は、放課後等デイサービスの項目で解説いたしました。
参考にしてください。
また、保育園によっては、無資格でも補助として働くことができます。
働きながら保育士資格に挑戦することも可能なため、とにかく早く転職したい方は、補助としての転職もおすすめです。
\保育士の資格を既にお持ちの方はこちらをチェック/
保育園は0歳~6歳の子どもをお預かりする施設のため、今まで関わってきた子どもたちより年齢は低くなります。
この年齢の子どもは、自分の気持ちや体調などを言葉で表現する能力が未熟です。
養護教諭の経験があるあなたは、おそらく保健室に来室する子どもの声なき声をすくいあげてきたことと思います。
その素晴らしい観察力や洞察力が、保育の現場で活かされること間違いなしです。
「なんかいつもと違う」
その養護教諭としての勘が重宝されます。
また、保育園は学校以上に保護者との関わりが多いです。
何せ毎日保護者の送り迎えですからね。
養護教諭は特に保護者との関わりが多いため、保護者対応も慣れたものかと思います。
以上の理由で、養護教諭経験は保育園転職後活かせる!と言えます。
介護施設
- 相手の気持ちを察する能力がある
- 優しさだけではない、自立を支援する気持ちを持っている
- コミュニケーション能力が高い
介護施設とは、老人ホームやデイサービスといった、高齢者施設のことです。
介護士の資格の他、無資格でも働ける場所があります。
養護教諭の今までの仕事とは一転、高齢者を相手にしたお仕事となります。
日々の保健室来室者への対応の中で、相手に何が必要なのか、今何を伝えたいのかを察する能力は既に養護教諭の方々は既にお持ちかと思います。
そういった能力やコミュニケーション能力は介護施設で働くにあたり、非常に役に立つことでしょう。
未経験でも正社員を目指せる一般職種
養護教諭の経験を活かせる仕事を紹介しました。
しかし、もう人との関わりが多い職種は嫌なんだ、もっと”普通のOL”になりたいんだ、という方もいますよね。
そういった方々に、未経験でも目指せる職種を紹介します。
- 営業や販売などのサービス系
- WebデザイナーやプログラマーなどのIT系
- 事務職
これらの職種は未経験でも転職可能です。
特に営業系はコミュニケーション能力を重視する傾向にあるため、養護教諭として働いていたなら十分狙えます!
しかし、これらの職種は誰でも目指せるがゆえに人気も高いのが現実です。
多くの求人を吟味し、しっかりと対策もしてく必要があるため、転職エージェントの力を借りることが必須となります。
おすすめの転職エージェントはこちらです。
おすすめの履歴書・面接対策はこちら。
ぜひ参考にしてください。
養護教諭は激務!他の道を選択するのもアリ。
養護教諭のお仕事は、想像以上にハードですよね。
憧れだった仕事を辞めるのはとても勇気がいることですが、心と身体が壊れてしまっては元も子もありません。
養護教諭の経験を活かせるお仕事はたくさんありますので、ぜひ他の道にもチャレンジしてみてください。
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