訪問入浴看護師の実際│看護師ブログ

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訪問入浴(巡回入浴とも言います)の求人ってたくさんあるし、時給は高いしで気になりますよね。

でもたくさん求人があるからこそ、そして時給が高いからこそ”コワい”のが本音。

実際のところどうなの~???ということで、白ヤギが単発バイトに行ってきましたので、体験談を書かせていただきます。

目次

まずは半日の入浴単発バイトの募集を探す。

いきなり8時間勤務ってこわくないですか?私は怖いです。

なので、まずは半日で働かせてくれる訪問入浴のバイトを必死に探しました。

いくつか登録していますが、いい求人情報が「MC-ナースネット」で流れてきました!

\こちらです/


MC-ナースネットは、他の転職サイトと同じように定期的に求人情報のメールも来るのですが、

LINE登録をするとLINEで毎日単発求人の情報をもらえるので、メールを待たずして日々最新の情報を得ることができます。

というか、人気の求人はメールが届いて問い合わせするころにはもう埋まっていて、LINEで毎日情報を得て気になる求人はすぐに連絡しないと遅いです。(メールでの求人情報は毎日ではないため)

訪問入浴の求人は毎日大量にあるのですが、半日のバイトは本当にめずらしいのでおそらく争奪戦・・・。

私もすぐに連絡し、勝ち取りました!!!

求人に応募して、派遣先からOKが出れば、あとは当日行くだけです。

派遣元(この場合はMC-コンシェルジュ)で面接が済んでいるので、派遣先(訪問入浴の会社)で面接はなく、いきなり当日です。

訪問入浴看護師に必要な臨床経験(医療行為)

事前に言われていた必要な看護行為は

事前に言われていた必要な看護行為

・気切部の吸引やガーゼ交換

・摘便

・褥瘡のケア

でした。

もし経験のない看護行為があるようなら、1つまでなら対応可能と言われました。(2つ以上あれば応募不可ということ。)

私は高齢者の看護をほぼしたことがないため(プロフィール参照)、褥瘡ケアに自信がなく、MC-コンシェルジュの担当者にお話ししました。

これで訪問入浴の会社からNG出たらどうしよう・・・と思いましたが、問題なく就業できました。

そして実際に実施した看護行為はこちら

実際に行った看護行為

・バイタルサイン測定(聴診法)

・軟膏の塗布(アズノールなど)

・胃ろうのティッシュこよりの交換

・弾性包帯の巻きなおし

・傷のガーゼ保護

以上です。

病棟で勤務されていた方なら全く問題ないと思います。

訪問入浴看護師の持ち物

訪問入浴の持ち物

・筆記用具

・動きやすい靴

・秒針つき時計

・汗拭きタオル

・飲み物(多めに)

お昼をまたぐようでしたら、昼食も必要です。

訪問入浴看護師の仕事内容

①事業所でカルテを受け取り、10分ほどで情報収集

 (経験のある看護師や介護士から申し送りをしてもらいました。)

②介護士さん2人と看護師(自分)の3人で車に乗り出発。

③利用者さんの家に到着し、荷物の搬入(軽めのものの搬入を手伝う)

④挨拶し、バイタル測定→問題ないことを確認し、介護士さんに報告。

 (この事業所では入浴可のバイタル基準は設けられておらず、あくまでも”普段と比べて異常はないか”が判断基準とのこと。そのため過去数週間分の紙記録はカルテに挟まっていました。)

⑤介護士さんたちはどんどん浴槽の準備をしている中、看護師はカルテを見ながら塗布予定の軟膏を準備

 (利用者さんによってはあっちこっちに保湿剤や軟膏が置かれていて、探すのが大変。そして原状回復必須のため、どこに何があったか覚えておかないといけない。)

⑥介護士さんたちと洋服を脱ぐのをお手伝いし、介護士さんたちが浴槽へ移乗。

 その間に洋服の準備と、シーツ交換。シーツ交換も原状回復のためにクッションや平おむつ(シートタイプのおむつ)、ベッドに置かれた物(新聞や謎のタオル類など)の位置などよく覚えておく。

ベッドの準備が終わり次第、洗体に合流。介護士さん1名が頭側、もう一人の介護士さんと看護師で利用者さんを挟む形になり、まかされた側の半身をスポンジで洗う

 (事業所によってはスポンジなども使わず素手で洗うこともあるようです。私の場合、素手でスポンジを持ち、スポンジで身体を洗うといった感じでした。)

⑧胸部と陰部は、同性の者が洗う。

 (今回は女性の利用者さんばかりだったため、私が全て担当しました。陰部はタオルに石鹸をつけて洗いました。)

⑨洗体が終了したら数分間お湯に浸かって休んでもらい、その後かけ湯する。

⑩介護士さん二人がタオルで利用者さんを覆いつつ、ベッドに移乗。

⑪介護士さん二人はそこから浴槽の後片付けに入るため、看護師は一人で身体拭きと軟膏塗り、おむつを当てて更衣をする。

 (ここが一番大変でした!!寝たきりの利用者さんを一人で側臥位になってもらいつつおむつと更衣、指示を見ながら軟膏塗りは大変時間がかかる上に体力勝負でした。)

⑫入浴後のバイタルサイン測定

⑬利用者さんの家に保管しておく分の記録を急いで記入。

⑭挨拶をして出る。

⑮すぐに次の利用者さんの家へ向かう。

半日勤務で3件回りました!

訪問入浴看護師の派遣のお給料(時給)

気になるお給料は、半日で10,200円でした。

(+交通費支給あり)

4.5時間働いたので、時給に換算すると2,267円ですね!

看護師の単発バイトが時給1500円~2000円までが多いことを考えると、他の仕事より少し時給が高いことがわかります。

訪問入浴看護師の派遣で良かったこと

情報収集の時間をもらえた(事業所によっては、利用者さんの家へ向かう車の中で情報収集をする場合もあるようです。)

・介護士さん二人が重いものの搬入や利用者さんの移乗を全てやってくれたので、予想より体力の消耗が少なかった。

・基本的には利用者さんが生活している居間などに浴槽を設置するため、エアコンがあり、予想より汗をかかなかった。

 (私は訪問看護で、利用者さんの自宅の浴槽でのお風呂介助の経験があり、自宅お風呂なので当然エアコンはない中、一人で移乗から何から全て行っていました。その時は汗が滝のように流れ、浴槽に自分も足を半分入れながら利用者さんにお湯に浸かってもらう(体を支える)際には、ポタポタと終始汗がお風呂に垂れ続けていました(笑)それを想像していたため、「なんて涼しいんだ~」と感動しました。)

・吸引や摘便がなくて良かった。

・事業所の方たちが派遣看護師慣れをしていて、皆さん明るく話しかけてくれたり、丁寧に教えてくれた。 ←個人的には一番大事なところ!!

・利用者さんや家族も、特にクレームなどなく優しく見守ってくださった。

・とっても忙しいため、時間が早く過ぎていった

訪問入浴看護師の派遣で大変だったこと

・運転手さん(介護士さん)の運転の仕方なのか、車が重いからかはわかりませんが車がとにかく揺れて酔った

・情報収集の時間をもらったものの、時間が足りなかったので車で見ることになり、酔った

・紙カルテのため、利用者さんの家用の記録・事業所用の記録・看護師用の記録と3種類同じようなことを書かなくてはならず、面倒くさかった

・記録は移動中にしていいと言われたが、前述のように酔いやすいため、後ろ二つの記録は事業所に戻って書いたため残業が発生した。(40分ほど)

介護士さん二人の仲が悪く、一人の方が強く叱責されていたため、いたたまれなかった。

・ベッドや物品の原状回復をするのが大変だった。

一人で寝たきりの方のおむつや更衣をするのが大変だった。

いい派遣先と出会うために

私が考える「いい派遣先」は、

①派遣慣れしている

②しっかりと指示してくれる

③優しく丁寧に教えてくれる

④スタッフの雰囲気がいい

といった項目です。

派遣先によっては、単発の看護師に慣れていなく、誰が何を指示するかも決まっていないため放置されてしまう。

また、「1日だけ来られても困るのよ~」「どうせ1日だけなんでしょ?」なんて嫌味を言われることもあると聞いたことがあります。

そのため、単発の派遣看護師を受け入れることに慣れていて、スタッフ間のコミュニケーションもしっかりとれている職場がいいと思います。

そういった情報は、転職エージェントの方々が持っていると思いますので、ぜひ相談してみてください。

おすすめの転職サイト

派遣看護師におすすめの転職サイトを紹介します。

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メディカル・コンシェルジュ

白ヤギもメディカル・コンシェルジュで転職したよ!

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まとめ

いかがだったでしょうか。

訪問入浴の看護師、せっかく単発のお仕事がありますので、気になる方はぜひ1度経験してみてください♪

入浴介助が苦ではない方は、きっと楽しいと思います。

皆さんが楽しい看護師ライフを過ごせますように・・・。

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この記事を書いた人

元看護師であり、私立の小中高、大学の保健室で勤務していた元保健室の先生です。仕事と育児の両立に悩む2児の母でもあります。
何かありましたらInstagram、またはお問い合わせからご連絡ください。

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